再び来られる方 · スモールグループ

イエスとは誰か, 第15課. 読む ヨハネによる福音書 14:1-3、5:25-29、21:20-23. 将来への不安。世界はますます乱れ、待つ時間は果てしなく感じられる。「終末」や「キリストはすでに再臨した」という言葉で人を脅す者もいる

中心聖句:ヨハネによる福音書 14:1-3、5:25-29、21:20-23

イエスは、再び来て、私たちをご自分のもとに迎えると約束されました。その日、死も涙も悲しみも過ぎ去ります。イエスが来られる時は、いなずまが東から西までひらめき渡るようで、だれも見過ごすことはありません。ですから、「キリストはすでにどこかに再臨した」という話におびえる必要はありません。イエスを待ち望む日々、私たちはその言葉に従います。「あなたは、わたしに従ってきなさい」。

はじめに

ニュースを開くと、世界はますます混乱しているように見えます。戦争、感染症、景気の悪化、機械に取って代わられる仕事。ある人は「世の終りが来る」と言い、ある人はその日を計算し、またある人は「キリストはもう再臨して、ある場所、ある人物のうちにいる。今すぐ私たちに加わらなければ間に合わない」と言います。不安な人はいっそう不安になり、長く待ってきた人も疑い始めます。本当にイエスは来られるのでしょうか。

ヨハネによる福音書14章で、イエスは弟子たちを離れる前に一つの約束をされました。「そして、行って、場所の用意ができたならば、またきて、あなたがたをわたしのところに迎えよう。わたしのおる所にあなたがたもおらせるためである」(ヨハネ14:3)。イエスはただ「わたしは去る」と言い残したのではありません。もう一度戻り、弟子たちを迎えると言われたのです。

イエスが天に上げられた時、御使は弟子たちに言いました。「あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、天に上って行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになるであろう」(使徒1:11)。目に見えるかたちで去られたイエスは、目に見えるかたちで戻って来られます。イエスご自身も、すでにこう注意しておられました。「そのとき、だれかがあなたがたに『見よ、ここにキリストがいる』、また、『あそこにいる』と言っても、それを信じるな」(マタイ24:23)。また、「ちょうど、いなずまが東から西にひらめき渡るように、人の子も現れるであろう」(マタイ24:27)。イエスの再臨は、だれかが扉を閉めてひそかに知らせなければ分からないような出来事ではありません。全世界が目にします。

イエスが来られる日を計算できる人もいません。「その日、その時は、だれも知らない。天の御使たちも、また子も知らない、ただ父だけが知っておられる」(マタイ24:36)。「私はその日を知っている」「キリストはすでにある場所に降臨した」と言う人への答えは、聖書がすでに与えています。

イエスは何のために再び来られるのでしょうか。ヨハネによる福音書5章には、「墓の中にいる者たちがみな神の子の声を聞き」(ヨハネ5:28)、出て来る時が来ると書かれています。その時には復活があり、さばきもあります(ヨハネ5:29)。ヨハネの黙示録は最後の光景をこう描きます。「人の目から涙を全くぬぐいとって下さる。もはや、死もなく、悲しみも、叫びも、痛みもない。先のものが、すでに過ぎ去ったからである」(黙示録21:4)。ですからパウロは、主にあって眠った家族のために悲しんでも、望みを持たない人々のように悲しむのではないと語り、「だから、あなたがたは、これらの言葉をもって互に慰め合いなさい」(第一テサロニケ4:18)と言いました。

では、待っている間、何をすればよいのでしょうか。ヨハネによる福音書の最後の章で、ペテロはヨハネを見て、イエスに「主よ、この人はどうなのですか」と尋ねました。イエスは答えられました。「たとい、わたしの来る時まで彼が生き残っていることを、わたしが望んだとしても、あなたにはなんの係わりがあるか。あなたは、わたしに従ってきなさい」(ヨハネ21:21-22)。後にこの言葉は、「この弟子は死ぬことがない」という話として広まりましたが、ヨハネは、イエスがそう言われたのではないとはっきり訂正しました(ヨハネ21:23)。将来についての話は、とりわけゆがんで伝わりやすいものです。イエスが私たちに求めておられるのは、今日イエスに従うことです。

聖書の最後に記された祈りは、「アァメン、主イエスよ、きたりませ」(黙示録22:20)です。イエスを待ち望むとは、毎日不安になって日付を計算することではありません。望みを抱きながら、一日一日を堅実に生きることです。

学びのポイント

1. 「あなたがたをわたしのところに迎えよう」。 14:3の約束で大切なのは、用意された場所だけではありません。「わたしのおる所にあなたがたもおらせる」ということです。究極の望みは、イエスと共にいることです。

2. 「見たのと同じ有様で、またおいでになる」。 御使は、弟子たちがイエスの天に上る姿を見たのと同じ有様で、また来られると言いました(使徒1:11)。イエスも、ご自分の到来はいなずまが東から西までひらめき渡るようだと言われました(マタイ24:27)。聖書が描く再臨は、公に起こり、全世界に見える出来事です。

3. その日を知る人はいません。 「天の御使たちも、また子も知らない、ただ父だけが知っておられる」(マタイ24:36)のです。歴史上、「何年何月何日が世の終りだ」という多くの予言が外れてきました。日を定める人について行く必要はありません。

4. 5:25と5:28に出てくる二つの「時」。 一般的には、「時が来る。今すでにきている」(5:25)は現在を指し、子の言葉を聞く人が死から命へ移ることを語ると理解されます。一方、「時が来る」(5:28-29)は将来を指し、墓の中にいるすべての人が出て来て、復活し、さばきを受けることを語ります。5:28-29を読む時は、その前の5:24も一緒に読みましょう。「わたしの言葉を聞いて、わたしをつかわされたかたを信じる者は、永遠の命を受け、またさばかれることがなく、死から命に移っているのである」(ヨハネ5:24)。29節を、善行によって永遠の命を稼ぐという意味にしてはいけません。さばきは現実ですが、永遠の命は御子を信じることによって与えられます。

5. ヨハネは一つのうわさを訂正しました。 「この弟子は死ぬことがない」という話が兄弟たちの間に広まりましたが、ヨハネは、イエスがそう言われたのではないと、わざわざ書き記しました(21:23)。終りの時については、聖書が語るとおりに語り、付け加えないようにしましょう。

分かち合い

オープニング(約10分)

最初に伝えること(リーダーが読み上げます)

このグループで話したことを、外で言いふらすことはしません。ただし、例外があります。現在進行中の危害、子どもや弱い立場の人の安全、またはだれかが自分や他人を今すぐ傷つける危険が関わる場合、リーダーは完全な秘密を約束できません。通常は、まずできる限り本人と相談し、実際に助けられる人に必要最小限の情報だけを伝えます。子どもや自分を守れない人が関わる場合、または差し迫った危険がある場合は、本人の同意を前提とせず、状況に応じて牧師、資格のある専門家、現地の公安/警察、救急または医療機関に連絡します。差し迫った危険がある時は、その場で助けを求め、本人を一人にしないでください。

ウォーミングアップ:子どもの頃に聞いた、いちばん怖い「世の終り」の話は何でしたか。その時、信じましたか。(初めて来た方も話せます)

リーダーへのヒント:気軽に話してかまいません(たとえば2012年の予言)。この問いから「世の終り」や「将来」という話題に入ります。実際にそのような話で怖い思いをした人がいたら、話してくれたことに感謝し、笑いものにしないでください。

この課の振り返り(リーダーが読み上げます。約1分。予習していない人のためです)

この課では、ヨハネによる福音書14章1〜3節、5章25〜29節、21章20〜23節を読みました。イエスは弟子たちを離れる前に、場所を用意しに行くなら、また来て、弟子たちをご自分のもとに迎えると言われました。また、墓の中にいる者たちがみな御子の声を聞き、出て来る時が来るとも言われました。復活の後、ペテロがヨハネの将来について尋ねると、イエスは、たとい彼がわたしの来る時まで生き残ることをわたしが望んだとしても、あなたにはなんの係わりがあるか、あなたはわたしに従ってきなさい、と答えられました。関連箇所で御使は、イエスは天に上って行かれるのを弟子たちが見たのと同じ有様で、また来られると語ります。イエスは、キリストがここやあそこにいると言われても信じるな、人の子は東から西までひらめくいなずまのように現れると言われました。黙示録は、神がすべての涙をぬぐってくださると語ります。今日は、将来が不安な時や、さまざまな「世の終り」の話を聞く時、これらの聖句が私たちに何を語るかを一緒に考えます。

観察

1. ヨハネ14:1-3と使徒1:9-11を読みます。イエスは弟子たちに何を約束されましたか。御使は、イエスがどのように再び来られると言いましたか。

リーダーへのヒント:イエスは場所を用意し、必ずまた来て弟子たちを迎えます。「わたしのおる所にあなたがたもおらせるため」です。御使は、イエスが天に上って行かれるのを彼らが見たのと同じ有様で、また来られると言いました。

2. マタイ24:23-27、36を読みます。イエスは「キリストがここにいる」という話をどう警戒するよう教えましたか。イエスの再臨はどのようなものですか。

リーダーへのヒント:「キリストがここにいる、あそこにいる、荒野にいる、奥の部屋にいる」と聞いても信じてはいけません。イエスは東から西までひらめき渡るいなずまのように来られます。その日を知る人はなく、父だけが知っておられます。

3. ヨハネ21:20-23を読みます。ペテロは何を尋ね、イエスはどう答えましたか。その後、この言葉はどのような話として広まりましたか。

リーダーへのヒント:ペテロは「この人はどうなのですか」と尋ねました。イエスは「あなたにはなんの係わりがあるか。あなたは、わたしに従ってきなさい」と答えられました。それが兄弟たちの間で「この弟子は死ぬことがない」という話になり、ヨハネが訂正しました。

解釈

4. イエスが再び来られるという約束は、私たちにどのような望みを与えますか。ヨハネ5:28-29、黙示録21:1-5、第一テサロニケ4:13-18を読みましょう。

リーダーへのヒント:この課の中心となる問いです。十分に時間を取りましょう。イエスは私たちをご自分のもとに迎えてくださいます。死んだ人は復活します。神はすべての涙をぬぐい、死も悲しみもなくなります。私たちは永遠に主と共にいます。同時に、イエスが来られる時にはさばきもあることを率直に語りましょう(ヨハネ5:29)。まず5:24も一緒に読みます。イエスの言葉を聞き、イエスをつかわされたかたを信じる人は、永遠の命を受け、さばかれることがありません。さばきが恵みを取り消すのでも、望みがさばきを消し去るのでもありません。

5.(時間に余裕がある時)「キリストはすでにある場所に再臨した」「何年何月何日が世の終りだ」という話は、なぜ人を強く怖がらせるのでしょうか。聖書はどのように見分ける助けを与えますか。

リーダーへのヒント:人はもともと将来に不安を抱いており、このような主張はその不安を利用します。聖書は三つのことを示します。イエスは公に、いなずまのように来られること。だれもその日を知らないこと。そして「キリストがここにいる」と聞いても信じてはならないことです。

6. イエスはペテロに「あなたにはなんの係わりがあるか。あなたは、わたしに従ってきなさい」と言われました。他人のことを詮索し、将来を予測したがる私たちに、この言葉は何を語りますか。

リーダーへのヒント:人の将来を推測したり、世の終りの日を計算したりするより、今日イエスに従いましょう。ヨハネがうわさをわざわざ訂正したことも、聖書が語るとおりに語り、付け加えないよう教えています。

適用

7. あなたが将来について最も不安に思うことは何ですか。(詳しく話さなくてもかまいません。)「イエスは必ずまた来て、私たちを迎えてくださる」という約束によって、その不安の見方はどのように変わりますか。

リーダーへのヒント:一人一、二言ずつ話し、評価しません。「主を信じているなら恐れるべきではない」と答えず、イエスの約束に心を向けられるようにしてください。

8. イエスを待ち望む日々、「わたしに従ってきなさい」という言葉は、今週のあなたの生活の中でどのような一歩になりますか。

リーダーへのヒント:具体的な一歩を勧めましょう。先延ばしにしていた、すべきことをきちんと行う。不安をあおるニュースを見る回数を減らす。助けを必要とする人を訪ねる、といったことです。

祈りと実践

ともに祈る(約15分)

まず一人の参加者に、黙示録21:3-5と22:20をゆっくり読んでもらい、一分間静かにします。その後、希望する人は一、二文ずつ祈ります。将来を不安に思う心のため、主にあって眠った家族のため、さまざまな「世の終り」の話におびえたり、引き込まれたりしている人のために祈り、「主イエスよ、きたりませ」と一緒に祈ってもかまいません。声に出したくない人は、黙って祈っても祈りです。初めて来た方は静かに聞くだけでよく、祈ることも信仰を表明することも一切求められません。最後にリーダーがまとめて、参加者のために感謝し、とりなします。祈りの課題はグループ内にとどめます。慎重に扱うべきことはアプリに書かず、グループチャットにも投稿しません。通常、後で関わる時は本人の同意を得てから、必要最小限の一、二文だけを個人的に記録します。子どもや自分を守れない人の安全、または差し迫った自傷・他害の危険が関わる場合は、本人の同意を前提とせず、直ちに現地の救急、公安/警察、または適切な保護機関に連絡してください。

このように始めてもかまいません(祈りの方向):

主イエスよ、世界がますます混乱し、私たちは将来に不安を覚え、恐ろしい話もたくさん耳にします。必ずまた来て、私たちを迎えてくださるという約束を感謝します。その日、あなたはすべての涙をぬぐい、死も悲しみもなくしてくださいます。どうか私たちを「キリストがここにいる、あそこにいる」という話から守り、すでに引き込まれた人々も守ってください。あなたを待ち望む日々、空想や日付の計算にふけらず、日々あなたに従えるよう助けてください。アァメン、主イエスよ、きたりませ。

今週の行動リスト(約5分)

祈った後、下から一つ選び、今週実行してみましょう。一つで十分です。すぐに選べなくてもかまいません。

記録も報告も必要ありません。希望する人は、次の集まりで話してもかまいません。できなかった時は、つまずいたところを祈りの中で神に伝えましょう。

続けて話すなら

「よみがえりであり、いのちである方」の課(ヨハネ11章)を選ぶことも、「真理を見分ける」シリーズの「偽キリスト、偽預言者、偽教師を区別する」の課(第二ペテロ2:1-10)を選ぶこともできます。

リーダーガイド